神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

霊の成長という根本目的

 無限の宇宙にあってはどこが中心であっても構わないのと同様に、永遠に続く霊的成長の過程のどこに自分が位置していようとも、それを他人とくらべて誇ったり卑下したりすることに意味はありません。自分は自分。それはそれでいいのですが、勢い余ってというかむしろすっかりそれで牙を抜かれてしまって、いつも気楽であるというのも困りものです。

 心はいつも平安であっても、このことだけは忘れてはならないことがあります。それは私たちは霊的に成長するために生きているということです。

 困難に直面しそんなことまで考えていられないような時期、耐え忍ぶだけで精一杯ということはあっても、それでもこの根本目的は常につきまとうのです。

 なぜなら私たちは地上に生きる存在である以前に霊なのであり、ほんの短い期間、ほんの一部の自我だけが地上にあって自己表現している存在だからです。

 地上にいるなら地上で可能な限り、自我の開発と克己に務めねばならないのです。

 


「(霊には)誕生日というものが無いのです。歳が一つ増えた、二歳になった、というような言い方はしないのです。そういう成長の仕方をするのではなく、霊的に成長するのです。言いかえれば、パーフェクトへ向けて成長するのです。」

「パーフェクトというのは魂の中のすべてのものが発揮されて、欠点も弱点もない、一点非の打ち所のない状態です。それがパーフェクトです。」

(「シルバー・バーチの霊訓6」4章)