神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

「人の為」の真意

 z世代の人たちはよく”人のためになることをしたい”と、他の上の世代より語ることが多い印象ですが、人のためになることならなんでもいいのでしょうか。決してケチを付けるつもりはないですし、シルバーバーチも人のために役立つことならなんでもかまわない、という発言をしていますが、それでは少し漠然としています。今日の引用箇所はこの問題に少し関連します。

「宇宙の大霊、あなた方のいう神は無限なる存在です。となると、完全なる愛と叡智の権化であるその大霊に通じる道もまた無限に存在することになります。大霊とは生命であり、生命とは大霊です。生命ある存在は誕生によっていただく遺産として神性を宿しております。そして地球という惑星上の全生命は究極において唯一の霊的ゴールに通じる道をたどりつつ永遠の巡礼の旅を続けております。何の道をたどるかは問題ではありません。巡礼者の一人ひとりが真摯に自我の向上を求め、責任を遂行し、与えられた才能を開発して、その人が存在したことによって他の人が霊的な豊かさを得ることができるようにという、誠実な動機をもって生きればそれでよいのです。」(「シルバー・バーチの霊訓8」2章)

 人は一人ひとり、神より来て、神へ帰っていきます。その道程は永遠の霊的向上、永遠の巡礼の旅であり無限の数のルートがあるのです。誰がどんなふうにしてどこまでたどり着いたかなんて比較する意味はありません。そんなことより大切なのは、ひたすら自我の向上を目指し、人のため、つまり自分を役立てることによって他の人が霊的な豊かさを得ることが出来るようにという誠実な動機、これさえ堅持してさえいれば、それでいいのです。