神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

霊の恵みは内省を通じ

「物的な面では、すべての人にいきわたるだけのものがすでに地上にはあります。そして霊的にも十分すぎるほどのものがこちらに用意されています。」

 神の恵みは物質的にも霊的にもすでに十分私たちの手の届くところに用意されているのです。”もっと恵みを”と神に祈る必要はありません。私たち自身がその恵みをどうやって手に入れるのか、その手段と通路を人間側で工夫すればいいだけです。

「それをいかにして受け入れる用意のある人にいきわたらせるか、その手段を求めて私たちは一層の努力をしなければなりません。」

 この世には、まだ食べられる食料を毎日大量に廃棄しながら平然としている国があるかと思えば、緊急の支援物資100トンをなんとかして目的地に運んだワールド・セントラル・キッチンのスタッフが攻撃を受けて殺されるガザのような場所もあります。

 すでに十分な物資を公正に無駄なく滞りなく届ける努力と工夫がもっともっと必要なように、霊的な恵みも、それを受け取るためには人間がそれなりの手段通路を努力して用意しなくてはなりません。それは外に求めるのではなく、自我の内省を通じて得るものなのです。

「問題はその受け入れ態勢を整えさせる過程です。何かの体験が触媒となって自我を内省するようになるまで待たねばならないのです。外をいくら見回しても救いは得られないからです。」

 地上生活の様々な体験を通じ内省し、自我を開発することで、霊的恵みを味わえるようになっていきます。

(「シルバー・バーチの霊訓8」1章)