神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

ただ生き延びるだけでも

 最近もまた生きる意味をテーマにした本が売れたりしていますが、意味なんて見つけられなくてもただ生き続けているというだけですごいことなんじゃないかと、今朝はそういう気分です。

 年末に録り溜めていた映画を今頃になってぼちぼち観ていますが、キャスト・アウェイという映画、トムハンクス演じるフェデックス社員が飛行機事故で生き残り、たった一人無人島で4年間生き延びた後救出されるというお話ですが、これが妙に心に刺さりました。いつケガや病気で命を落としてもおかしくない中、自分の運命を自分で決めるとしたら自殺しか選択肢がないという状況で、何が何でも生き抜いてやろうと決意します。

 過酷な環境でただ生き延びるだけでも大変ということは無人島に行かなくてもあらゆる場所で見いだせるでしょう。そんな状況では生きる意味なんて贅沢な悩みに過ぎないでしょう。だからたとえ本人が自分の人生に意味なんて無いと思っていたとしても、生き延びるだけですごいこと、価値のあることなんですね。安易に意味なんてつける必要はどこにもないんです。

「価値あるものは苦難と悲哀なくしては成就しません。その教訓を地上人は、体験という唯一の方法によって学ばなければなりません。」

「もしも苦しみが余りにも耐え難く思われるときには、こう理解してください。(中略)あなた方としては、その苦しみに耐え抜き、つらい体験を通して教訓を学び取る方が賢明であるということです。この短い地上人生のことだけを考えてはいけません。永遠の生命を視野におくことです。」

(「シルバーバーチの教え」3,6章)