神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

脳の選択、魂の選択

 今日、引力を感じるのは”選択”という言葉です。昨日日産についてのニュースの中で、久しぶりに若々しいカルロス・ゴーン氏の映像が出て来て、”信じてください、他に選択肢はありません”と語っているのを見て懐かしく感じてしまいました。

 私たちは人生を選択の連続と捉え、その都度自由意志によっていくつかの選択肢から取捨していると思っています。しかし、静かに胸に手を当てて心の声を聞くならば、選択肢がいくつもあると思うのは錯覚で、魂にとってはその都度一択しかない(というか進むべき方向が定まっている)ということです。

「あなた方はこれまでの霊的成長によって、今後の成長の道を選択することになります。しかしあなた方は、霊的成長を遅らせるような選択をすることもできるのです。その時点における方向性は、さまざまな摂理の相互作用によって自動的に決定します。あなた方の意識は進化のレベルに応じて変化し、それによって選択がなされます。魂が目覚めていれば進化を促す方向を選ぼうとしますが、肉体の脳を通して顕現している意識は、それに歩調を合わせることが出来ません。」

 魂にとっては一択しかなくても脳の思考はそこまでたどり着けないので色々な選択ができると迷ってしまうのです。だからといって他人から他に選択肢はないと迫られ、それに従わざるをえない理由にはなりません。

(「シルバーバーチの教え」10章)