年末は趣向を凝らした様々なイベントがあったり、テレビも特番とか力のこもった内容のものが増えたりと、気持ちがあっちに惹かれこっちに惹かれ、一年で一番落ち着いていられなくなる時期です。多くの人がそれぞれに意欲を持って何かに取り組んでいるということを思い知る時期でもあります。
意欲的に活動するその先に何が待っているかというと成長です。それまで見えなかった景色が眼前に開けてきます。それは魂の欲求でありみんな知ってか知らずかは別にしてその達成に向けて取り組もうとします。
それが”霊的に正しい”ということだと思います。具体的な取り組は様々でも、魂の成長と、特に地上では助け合い（利他愛）が最終的な目的です。具体的な成果（成功や優れた内容や楽しかったり心の温まる思い出など）はそのための励ましになります。霊的成長と地上天国建設のための援護射撃です。
射撃は面白いのでつい熱中します。シューティングゲームでも勝ち続けている間はそちらにばかり心を奪われていることに気づきませんが、勝てなくなって新しいステージに全然進めなくなると、射撃が単なる退屈な作業であるということに気づきます。意欲的にいろいろと取り組んでいることもまた同じかもしれません。目に見える成果に心を奪われて真の目的を忘れないことが大事かなと思います。
「優先すべき事柄をきちんと優先させた生き方をしていれば、あとはおのずと収まります。霊的に正しければ、精神的にも物的にもきちんと整います。その優先順位を間違えたら最後、すべてが狂ってきます。」
（「シルバーバーチ最後の啓示」７０頁）
