神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

自分にとって最適の身体

 一方では絶対不変の原因と結果の法則という摂理があり、もう一方では私たちはただ肉体だけの存在ではなく一時的に身体をまとっている霊であるという事実からどのようなことが導き出されるでしょうか。

 遺伝性の疾患は神の摂理の公正さと矛盾するのではとの質問に対する答えは、

「地上へ生まれるときにまとう身体は、授かるべくして授かったものです。あなた方は、前世で獲得したものを携えて新しい地上生活を出発します。前世の内容にふさわしい身体で地上人生を歩み始めるのです。ですから、遺伝性の病気を持って生まれたからといって、それを不利と見るのは間違いです。当人の霊的進化にとって必要な人生を送ることができるような身体を授かっているのです。」

 地上に生まれてくる際はどのようになっているのか、子どもたちの記憶によると天の窓から下界を覗いて、このお母さんのもとで生まれたいと願って、シュッとお腹の中に入るそうです。つまり(父親の方はいざしらず)少なくとも母親を自分で選び生まれ出たいと願って誕生してきます。また、そうやって身にまとうことになる身体は何よりその人の霊的な成長にとってふさわしいものとなっているのです(前世の原因が結果となって表れる)。だから身体のことで不平不満を持ち続けることは時間の無駄であるばかりでなく、せっかくの進化のチャンスを逃すことになり、そればかりか精神的毒による害を受けることになりかねません。

「物的身体に宿っている皆さんは、今生きている地上生活のことだけを考えます。(中略)皆さんがとかく物事を見る焦点を間違えるのは、そのためです。」

 それではこの身体を通しどのように生きれば霊定進化できるのでしょうか。それについてはまた次回考えたいと思います。

(「シルバーバーチの教え」19章)