神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

第二の人生

 私の父親の世代では確か55歳が定年ではなかったかしらと思うのですが、それが今や65歳さらには70歳にまでなろうかという勢いです。キングカズは56歳で現役ですからさもありなん。若々しい人が増えるはずです。

 しかし55という年齢に全く意味がなくなったのかというとそうでもない気がします。自分もこの年齢を超えてそれまでとはだいぶ違った景色を見ていることに気づきます。やはり人生はもう下り坂で終わりの始まりということでしょうか。どうもやる気が乏しくなっています。

 小豆島でたった一人ヤギを飼い始めた女性のエッセー「カヨとわたし」を読んでいて、こういう人生もあるのかと思いました。ちょうど私と同い年ですが随分外国を旅されて色々な経験を積んで、今は一人ヤギとニワトリとイノシシ(?)を飼っている。私はなぜか自分の好きなように生きていればそれでいいんだ、という開放的な気分になりました。たいした経験を積めなくても何か成し遂げたり地位を得たりしなくても、これから第二の人生が始まるのだと思ってぼちぼちやっていけばいいんだと、そんな気分になれました。

「もしどの方向に進むべきか分からなくなったときには、いったん休止して心の平静を取り戻すことが大切です。そして霊界からの指導と援助を求めて祈るのです。私たちへの絶対的な信頼と確信があるなら、与えられる援助と霊力とインスピレーションに限界はありません。私たちは、あなた方地上の人間が互いに自分を役立てるような生き方をしてほしいと望んでいます。それと同じように私たちは、総力を上げてあなた方を援助しているのです。」(「シルバーバーチの教え」20章)