神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

才能は恵みではなく責任である

 よく天賦の才と言って才能豊かなことは神からのプレゼント、恵みであるかのように捉えられ、周りの人も羨ましがったりしますが、才能はそんなふうに降って湧いたように与えられるものではなく自分で選び取っているのです。才能を発揮できる身体、生育及び生活環境を選択してから地上人生に入ってきているということです。

 そういう人はいわば欲張りで、才能を活用してできるだけ早く大きく成長することを目論んでいるのです。ということはいざ生まれたからには才能を活かすべく忙しく働かなくてはなりませんし、万一それを物質的利己的に誤用したりすると、大きなハンデ(カルマ)を背負い込むことになったりして大変なのです。平凡な人生のほうがよほど気楽でいいと思えてきます。

 もし自分の才能に気づいたら積極的に人のために活用することがその人の責任となります。

「地上生活という巡礼の旅において、内在する神性を開発するチャンスはあらかじめ用意されております。そのチャンスを前にして積極姿勢を取るか消極姿勢を取るか、滅私の態度に出るか自己中心の態度に出るかは、あなた自身の判断によって決まるということです。(中略)同時にまた、寿命尽きて霊界へ来た時に待ち受けている生活、新しい仕事に対する準備が十分に出来ているか否か、能力的に十分か不十分か、霊的に成熟しているか否か、といったこともそれによって決まります。」

「そのことに関連して忘れてならないのは、持てる能力や才能が多ければ多いほど、それだけ責任も大きくなるということです。地上へ再生するに際して各自は、地上で使用する才能についてあらかじめ認識しております。才能がありながらそれを使用しない者は、才能の無い人より大きい責任を取らされます。」

(「シルバー・バーチの霊訓1」3章)