神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

なんとかしたいという願望から始まる

 スピリチュアリズムで目指す大目的が地上世界の天国化ですが、それは困難であっても絶対に成し遂げなくてはならないものです。そうなったらいいなというのではなく、夢物語でもなく、実現されなくてはいけないのです。一人ひとりが真理に目覚めてそのための働き人となっていかねばなりません。ただし、そこにはおのずと仕組みというか順序があります。

「霊界から地上世界を見ると悲劇と悪行が目に余ります。強欲と利己主義と略奪が横行し、改めねばならないことが無数にあることがわかります。そこでそんな地上を少しでも良くし少しでも美しくするために自分を役立てるための媒体として同じ願望を抱く人間を求めるのです。

 これが人のために役立てるということの仕組みです。つまり自分を無にして霊の力に委ねるのです。霊の力を取り留めのないもののように想像してはいけません。実体があり直接的にあなたの心に触れることが出来るのです。それがあなたを通じてさらに他人へ働きかけ、より大きな悟りを開く助けとなります。」

(「シルバー・バーチの霊訓2」1章)

 問題があるから解決しようとするわけですが、それもそもそものはじめに情熱が必要です。なんとかしたいという心の底から湧き出る願望です。まずその願望があって霊からの働きかけがあります。自分は地上天国のためにどのような役割を果たすのか、そのためにどのような働きをすればいいのかが導かれていきます。