神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

表現主体とその道具

「霊こそ存在の根元なのです。生きとし生けるものが呼吸し、動き、意識を働かせるのは霊だからこそです。」

「物的なものはそのうち色褪せ、朽ち果てますが、霊的なものは永遠であり、いつまでも残り続けます。物質の上に築かれたものは永続きしません。物質は殻であり、入れ物にすぎず、実質ではないからです。」

「それ(肉体)はあなたではありません。あなたという別個の霊的存在があなたを地上で表現していくための手段にすぎません。」

 


 地上の時間を遥かに超えて永続する霊は目には見えず、その上あまりにも存在の土台でありすぎる、つまり当たり前すぎるためにかえって認識できず、人々の目は表現手段にすぎない物的なものへと注がれます。

「地上の人間の大半が幻を崇拝しています。」

 


 しかし物質はどんなに長続きするように見えてもやがて朽ち果てる運命です。目には見えないものこそ永続するのです。

 

「意識、能力、特質、習性、性癖、さらには愛する力、愛情と友情と同胞精神を発揮する力、こうしたものはすべて霊的属性であり、霊的であるからこそ存続するのです。真にあなたのものは失われません。真にあなたの属性となっているものは失われません。」

 


 個性を発揮するということはこの霊的属性を開発し強化し深化させることではないでしょうか。それが死後にも続くあなたを進化させ天に宝を積むことになるのです。

(「シルバー・バーチの霊訓6」6章)