神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

良心の声の見分け方

 なにか判断を下す時熟考して答えを出すべきときもあれば逆に瞬時に判断したほうがいい場合もあります。私のようにいつもグズグズと考えるばかりで決断をくだせないのは優柔不断といって判断以前の問題で、主体的に生きているとは言えません。

 そんな私を含めすべての人に備わっている良心は、瞬時に答えを出します。しかもその答えは常に正しいそうなのでこれはしっかり読み取らなければ非常にもったいないです。

 


「地上においても霊界においても、道徳的、精神的ないし霊的問題に関連してある決断を迫られる事態に直面した時、正常な人間であれば”良心”が進むべき道について指示を与える、というのが私の考えです。神によって植え付けられた霊性の一部である良心が瞬間的に前面に出て、進むべきコースを指示します。

 問題は、その指示が出たあとから、それとは別の側面がでしゃばり始めることです。偏見がそれであり、欲望がそれです。良心の命令を気に食わなく思う人間性があれこれと理屈を言い始め、何か他に良い解決法があるはずだと言い訳を始め、しばしばそれを”正当化”してしまいます。しかし、いかに弁明し、いかに知らぬふりをしてみても、良心の声がすでに最も正しい道を指示しております。」(「シルバー・バーチの霊訓6」9章)

 


 良心の声を読み取るときのポイントは二つ。まず良心にも守備範囲があるということです。たった一つの問題に見えて実は複合的な要素がからんでいるものですが、そんな中、道徳的、精神的ないし霊的問題の部分に関して良心は正しい指示を出しているということです。

 もうひとつのポイントは一旦良心が答えを出したらそれをぐずぐず吟味しようとしないことです。良心は瞬時に答えを出している。そのことを肝に銘じてあとからあれこれと考えたくなるのは利己的な言い訳なのだと知ることです。