神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

基本をすっ飛ばして幻に怯える私たち

 シルバーバーチはこう語っています。「霊的というと、これまではどこか神秘的なとられ方をされてきましたが、そういう曖昧なものでなしに、実在としての霊の真相を説くということです。」

 霊という言葉のせいでみんな怪しいと感じ、遠ざけようとしますが、その呼び名に関わらずこれは実在なのです。それもあまりに基本の基本、実在中の実在です。宇宙というものがこのように存在し、そこに私たちがこのように存在し生きているという、この不思議な事実に直接関わることなのです。ところがこの事実があまりに基本的で途切れることなく安定しているために、かえって改めて意識することが難しいのです。そのくせこの大切な基本をおろそかにしながら一方では不要なことを私たちは考えすぎています。

「私たちが戦わねばならない本当の敵は無用の心配です。それがあまりに多くの人間の心に巣食っているのです。単なる観念上の産物、本当は実在しない心配事で悩んでいる人が多すぎるのです。」

 私たちはもう一度基本の土台、実在中の実在の上に立って生きていく必要があります。

「人間が霊的実在であることに変わりはありません。霊的資質を発揮し、霊的な光輝を発揮することができれば、不安や疑いの念などはすべて消滅してしまいます。」

「霊的な問題は実に広大な範囲にまたがる大きな問題なのです。人生のあらゆる側面に関わりを持っているのです。ということは、これからという段階にいらっしゃるあなたには、探検旅行にも似た楽しみ、新しい霊的冒険の世界へ踏み込む楽しさがあるということでもあるのです。」

 霊的事実にしっかりと則って希望をもって生きていくのです。

(「シルバー・バーチの霊的7」2章)