神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

すべての個人が幸福になる方法

 国全体のGDPが上がったからといって国民一人ひとりが幸福になるわけではありませんから、気にする必要はないと思うのです。とはいえ必要最低限の暮らしができていなければ、幸福追求の土台がないことになります。そこのところが日本に限らず全世界的課題です。

 しかし生活の現状がどうあれ、自分は何のために生きねばならないのかということが、一般論ではなく具体的にわかれば、それは幸福になるための大きな原動力になるのではないでしょうか。そして、それを知るための方法があるのです。

「宗教の世界では”帰依”ということを良います。お決まりの宣誓文句を受け入れ、信仰を告白するーーーそれでその宗教へ帰依したことになるというのですが、本当の帰依というのは霊的真理に得心がいって、それがあなたという存在の中にしっくりと納まることをいうのです。

 その時からその人は新しい眼を通して、新しい確信と新しい理解とをもって人生を見つめます。生きる目的が具体的にわかるようになります。神が全存在のために用意された計画の一端がわかりはじめるからです。」

「霊が目を覚まして真の自分を知った時、すなわち霊的意識が目覚めた時、その時こそ自分とは何者なのか、いかなる存在なのか、なぜ存在しているのかということに得心がいきます。それからの人生はその後に宿命的に待ちうける、より豊かでより大きな生命の世界への身支度のために、”人のために自分を役立てる”ことをモットーとして生きるべきです。」

 まず真理を知って、それに得心が行き、霊性に目覚めることができれば、確実に絶対的に幸福になります。

(「シルバー・バーチの霊訓7」2章)