神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

闇は有ってはならない

 モネが好きで近場で展覧会があればいつも見に行きます。モネが影に色を付けたので当時の鑑賞者は困惑したそうです。影に色があるなんて。しかしよく観察してみれば真っ黒な影なんて実際は存在しないのです。

 世界はすべての側面で相対的であるとはよく書かれていることです。愛と憎しみ、勇気と臆病、そして光と影。明るいところもあれば暗いところもできる。しかしこれらが相対的というのは同じものの両極端であって憎しみは愛へ、臆病は勇気へ、暗さは明るさへと変わりうるということです。

 そのように世界に明暗があるのは当然なのですが、それとは別に、完全に光を遮断されてしまった本当は存在してはならない闇が、地上世界にはあるのです。そのようなダークサイドに絡め取られている魂を少しでも光につなげなくてはなりません。光(真理の知識)に少しでもつなげることができれば、そこから少しずつでも明るい側に変化していくことができます。

「私たち霊界の者の目には、本当は存在してはならない暗闇の中で生きている何億、何十億との知れぬ神の子の姿が見えます。荒れ果てたみじめな家屋で空腹と渇きに苦しみながら、生得の権利であり神からの遺産であるところの”魂の自由”を奪われた生活を送っております。」

「あなたも私たちと同じ視野に立って地上世界をごらんになることです。そうした無数の人たちが、いずこへ向かうべきかもわからぬまま、懸念と不安を抱きつつ狼狽し、途方に暮れた生活を送っております。道を見失っております。と言って、永年にわたって権威があるかに思ってきた宗教はもはや信じられなくなっております。暗中模索と挫折の繰り返しです。そこで私たちは考えたのですーーー(真理を普及するための)良い道具さえ用意できれば安心と確信と自信を生み出す知識の光をふんだんに地上へもたらすことができるであろうと。」(「シルバー・バーチの霊訓7」6章)

 霊的知識は光です。その光に一人でも多くの人に気づいてほしいのです。