神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

規律ある自由

 真理の光のもたらすもの。その最大のものは何と言っても"自由"です。しかしそれだけではありません。大きすぎる自由を前に人間は不安になるかもしれませんが、そんな心配が要らないのです。というのも、真理は自由と同時に"正しさ"をもたらすからです。真理の光の下で暮らす限り、私たちは最高に自由でかつ正しい生き方ができるのです。

「地上世界にはまだまだ奉仕の精神が足りません。絶望の淵にあえぐ人が多すぎます。心は傷つき、身体は病に冒され、解決できない問題に苦悶する人が無数にいます。

 そういう人たちを真理の光の届くところまで連れてきてあげれば、悩みへの解答を見出し、乱れた生活を規律あるものにしようとする心が芽生え、すべての人間が平和と調和の中で生きていける環境づくりに意欲を燃やすことになりましょう。」

 地上世界の霊的無知の結果として心ならずも解決困難な苦痛に苛まれるようになっても、まずどこから一歩踏み出せばいいかがわかるようになります。それは万人が誰でも取り組めること、生活を律することから始めるということです。それがひいてはすべての問題の解決へとつながっていきます。

「ほんのわずかな時間でもよろしい。ときには日常的な意識の流れを止めて、まわりに溢れる霊の力に思いを寄せ、その影響力、そのエネルギー、永遠なる大霊の広大な顕現、その抱擁、その温もり、その保護を意識いたしましょう。

 願わくはその豊かな恵みに応えるべく日常生活を律することができますように。その中で神の永遠なる摂理に適っているとの認識が得られますよう。どうか神の道具としての存在価値を存分に発揮し、豊かな祝福をもたらしてくれた真理の光を輝かせて、人々がわれわれの生活をその真理の模範と為すことができますよに。」

 真理の光は、自由と正しさだけでなく、なによりも何のために生きるべきかを教えてくれていることがわかります。

(「シルバー・バーチの霊訓7」1章)