神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

真の成功者

 昨日も同じテーマで書こうとはしていたのですが、どうも準備が不十分で断念したところたまたま夜に「スノーデン」という映画を見ていたらそのものズバリのテーマだったので、これを逃すわけにはまいりません。

 世に成功という言葉はざらにあっても真の成功はそれとは全然違うのだということです。

「世間でいう”成功者”になるかならないかはどうでもよいことです。この世的な成功によって手に入れたものは、そのうちあっさりと価値を失ってしまいます。大切なのは自分の霊性の最高のものに対して誠実であること、自分でこれこそ真実であると信じるものに目をつぶることなく、本当の自分自身に忠実であること、良心の命令に素直に従えることです。それさえできれば、世間がどう見ようと、自分は自分としての最善を尽くしたのだという信念が湧いてきます。そして、いよいよ地上生活に別れを告げる時が来た時、死後に待ち受ける生活への備えが十分にできているという自信を持って、平然と死を迎えることが出来ます。」(「シルバー・バーチの霊訓7」8章)

 映画では、国の諜報機関による市民の盗聴、盗撮という罪を主人公は自分の良心に従って告発します。その結果パスポートは無効になり、捕まった場合死刑の可能性もあって逃亡先のロシアから移動できなくなりますが、それでもリモートで行った講演では、自分はいまとても自由でなんの心配もない。自分の心のままに行動したのだからと語っています。

 自分が真実であると信じたとおりに行動する。自分の最高の部分に対し誠実であり続ける。それが本当の成功であり、それさえできればたとえいつ死ぬことになっても平安な気持ちでいられると、そこまで主人公が思っていたかどうかはわかりませんが、しかし事実そういうことなのです。