神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

豊かさに至る最初の鍵

 どれほど物質的に恵まれていても、どれほど権力や高い地位を誇っていたとしても、精神が自由でなければ豊かとは言えない、少なくともその豊かさを味わうことは出来ないと思います。

 人生から最大限の恵みを引き出す最初の鍵はあらゆる意味で自由であること、その自由をもたらしてくれるのがスピリチュアリズムすなわち霊的真理なのです。

 自由を妨げる迷信や差別や憎悪。そこに真理の光を照らし人々を無知の牢獄から解放します。

「(スピリチュアリズムの)最大の貢献は神の子らにいろんな意味での自由をもたらすことです。これまで隷属させられてきた束縛から解放してくれます。知識の扉は誰にでも分け隔てなく開かれていることを教えてあげることによって、無知の牢獄から解放します。日陰でなく日向で生きることを可能にします。

 あらゆる迷信と宗教家の策謀から解放します。真理を求める戦いにおいて勇猛果敢であらしまめす。内部に宿る神性を自覚せしめます。地上の他のいかなる人間にも霊の絆が宿ることを認識せしめます。

 憎しみ合いもなく、肌の色や民族の差別もない世界。自分をより多く役立てた人だけが偉い人と呼ばれる新しい世界を築くにはいかにしたらよいかを教えます。知識を豊かにします。精神を培い、霊性を強固にし、生得の神性に恥じることのない生き方を教えます。こうしたことがスピリチュアリズムにできる大きな貢献です。

 人間は自由であるべく生まれてくるのです。自由の中で生きるべく意図されているのです。奴隷のごとく他のものによって縛られ足枷をされて生きるべきものではありません。その人生は豊かでなければなりません。精神的にも身体的にも霊的にも豊かでなければいけません。あらゆる知識ーーー真理も叡智も霊的啓示も、全てが広く開放されるべきです。生得の霊的遺産を差し押さえ天命の全うを妨げる宗教的制約によって肩身の狭い思い、いらだち、悔しい思いをさせられることなく、霊の荘厳さの中で生きるべきです。」

(「シルバー・バーチの霊訓7」10章) 

 個人的意見で恐縮ですが、私もスピリチュアリズムによって自由を得て日向で暮らせるようになったと自分では思っていて、上の中身を自分なりに言い換えるとこうなります。

 人は永遠に生きる。いまの生活の中で無理やり(他人が認める)なにごとかを成し遂げる必要はない。みんなが尊ぶ学歴も業績も地位もこの世限りのことなのにそれらをさも重要であるととらえるのは間違い(のもと)である。だいじなのは永遠に続く神性を洗練させ成長させ顕現していくこと(困難、苦労はそのための訓練)であり、それはすべての人において同様であって、見た目や生まれや国による違いはない。その認識の土台のもと自分の好きなことやりたいことを思う存分追求し、みんなでたがいにその果実を味わうことができれば、これほど楽しく喜ばしく希望にあふれることはない。しかもそのために必要な知識は(一部の国をのぞけば)今や自由に手にすることが出来る・・・。こんなところでしょうか。あくまで私の場合ですが。