神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

葛藤とは心の筋トレ

 葛藤という言葉を目にするたびに面白いと感じます。なぜかというと、葛(クズ)と藤(フジ)のイメージと言葉の意味を結びつけた昔の人の感性がイキイキと伝わる感じがするからです。

 さすがにクズは恐ろしいことになりそうでやったことはありませんが、フジは以前住んだ家でも、今の家でも植えていて、その半端ない成長力にうんざりするほどです。毎日毎日スクスクと伸びて家全体を覆い尽くすほどの勢いです。

 そんなツタ類に絡まれて人間は必死にもがこうとするでしょう。そうすることでその人の潜在力が発揮されていきます。葛藤がなければその力は眠ったままです。

 地上人生は葛藤の生い茂ったジムなのです。心の葛藤にからまれ、それに必死に抗うことで霊力が発揮されます。しかしこれこそが地上に生を受けた目的なのです。

 だから葛藤バンザイです。嬉々として心の筋トレに励もうではありませんか。

「もともと霊の褒章は刻苦することによってのみ得られるのです。葛藤の末に得られるものです。遭遇する困難、それに、物分りの悪い連中によって持ち出される、あらずもがなの障害も克服しなければなりません。そうした困難や障害との葛藤があなたの霊性を磨き、洗練し、背後霊団との調和を促進し、豊かな霊力の受容力を高めてくれるのです。」

(「シルバーバーチ最後の啓示」61頁)