神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

霊には年末年始も関わりなく

 太陽の巡航によって時間を計っている地上の世界とちがい、霊的世界は年末年始も関わりなく、常に地上へ向かって霊力を注ぎ続けています。「その目的は、今述べた究極の目的、すなわち地上の人間が自分とは本質的に何なのか、何をしにこの地上にいるかについての理解を植え付け、それを地上で実践するにはどうあらねばならないかを自覚させることです。」

 人間も霊的実在であると自ら認識し、いつでもそれにふさわしい存在として生き活動するように、との霊からの配慮です。

 とはいえこの時期になると、地上では人それぞれ特別な思い、感慨に耽りやすくなります。どちらかというと霊力に対して敏感になりやすくなるのではないでしょうか(中にはそういったしんみりしたのが嫌で、どんちゃん騒ぎで過ごす人も多いでしょう)。

「(霊力という)非物質的なエネルギーを表現する用語が見当たらないのです。霊力とは生命力であり、生命の素材そのものであることを理解してください。活力そのものです。無限に存在します。柔軟な性質をしており、どんな形態にも変化します。変換も組み替えも自由自在です。」

 自然光にあふれた白く、とても静かで、落ち着いた空間をイメージしてみてはいかがでしょう。ちょうど人のいない美術館の展示室のような。静かに佇む作品たちがそれぞれに押し付けがましさもなく、ただ存在しています。

 何かのためではなく、ただ存在そのものとして捉えてみれば、いわゆる生物だけではなくあらゆるものや場所に霊力が存在すると感じられるようになる気がします。(「シルバーバーチ最後の啓示」187,188頁)