神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

体験すべきでないたった一つのこと

「人生の目的は至って単純です。霊の世界から物質の世界へ来て、再び霊の世界へ戻った時にあなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受する資格を身につけるために、さまざまな体験を積むということです。」

 人生体験の目的はあの世へ帰ってからの仕事と楽しみを享受する準備のため。そう思うと何も自分の気の進まないことを無理やり体験する必要もないのかなと思います。無理やり体験しようとすることでストレスを生じ病気になったりして寿命を縮めることもないでしょう。インドア派は無理に冒険旅行に出なくてもいいし、アウトドア派も無理に家で落ち着いている必要もない。好きなことを好きなようにしていればいい、そうする中で困難が出てくればそれを克服することで成長もできる、と。ただ将来の仕事、魂の楽しみが本当は何なのかは詳しくはわからないので、気の進まないことをあえて体験することも決して無駄にはならないのでしょう。

 しかしたった一つのことだけは体験すべきでないとはっきりわかっています。

「こちらの世界で幸せが味わえる資格を身につけるためには、そちらの世界での苦労を十分に体験しなければなりません。果たすべき義務を中途で投げ出してこちらへ来た者は、こちらで用意している喜びを味わうことは出来ません。少なくとも永続的な幸せは得られません。」

 嫌だからといってやるべきことを途中で投げ出すこと、これだけはいけません。ということは人生を途中で投げ出すこと、これもやってはいけないということになります。(「シルバー・バーチの霊訓1」2章)