神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

徐々に明かされる、思いがけぬ可能性と喜び

 自分の限られた時間と体力と経済力と行動力を考え、これから先大きく可能性を伸ばしたり新しい体験や喜びを味わったりすることはないから、小さく大人しく歩んでいこうと思っていました。幸いにもそんな生き方に反発を覚えさせるテストステロンなどの内分泌も少なくなってきたことですし・・・。

 しかし真理を授かった者はそんな、老兵はただ消え去るのみという生き方は、できなくなります。今の地上人生だけではなく、行ったことも見たこともないはずの遠い時代遠い世界でも生活したことがあるような気がしてきて、思いもよらない引き出しが自分にはかくされているのではないかと思えてくるのです。前世?マルチバース?かはわかりませんが、それらの生活を通じ自分には目指さねばならぬ宿命のようなものがあるような気もしてくるのです。

「神性こそ、その無限の愛の抱擁力によって私たちを支えている力であり、その尊い遺産を発揮し宿命を成就するよう導いてくれる力です。」

 私たちは30兆ほどの細胞の生命力だけで生きているのではありません。何よりも神性によって前向きに生きようとする力を与えられ、世の中が捨てたものではない、むしろ神によって創造された麗しい世界であり、私たちはその中でさらに永遠の創造活動を続けるよう許され託された存在なのだと、自らを捉えることができるのです。

 神性によるこの導きに信頼して心を開く時、自分に秘められた思いがけない可能性や、それがもたらしてくれる(魂によりふさわしいがゆえに)信じられないほどの喜びに近づくことができるのではないか、そんな予感がするのです。

「(神性とは)宇宙における最大の力であり、極大極小の別なく全ての現象を根本において操っております。魂のそれぞれの必要性を察知し、いかにしてそれを身につけるかを知らしめんと取り計らってくれます。自分とはいったい何なのか、いかなる存在なのか、いかなる可能性をもつかを徐々に悟らせる方向へと導いてくれます。ですから、私たちは愛をもって導いてくれるこの力に安心して身を任せようではありませんか。その愛の導きに身を委ね、いついかなる時も神の御手の中にあることを自覚しようではありませんか。」(「シルバー・バーチの霊訓1」8章)