神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

壮大な宇宙と足元の種まき

 壮大な宇宙や世界は、自分にはお構いなく存在し続ける。たしかにそれら周囲のことにまったく無関心であればそのとおりでしょう。しかし、もし少しでも関心があって知ろうとするなら、それは自分の知りうる範囲で自分にできるやり方でしか捉えることができません。自分がどれだけのものか、意外にもこれが宇宙の捉え方に関係してくるのです。自分がどのような存在であるかによって見える景色が変わってくるというふうにも言えます。

「宇宙がいかに巨大にして荘厳であるとはいえ、すべてが絶対的法則によって支配されていることを知ったからこそ、こうしてその法則をお教えしようと努力しているわけでう。その法則とは、原因にはかならずそれ相当の結果が伴うということです。自分が蒔いたタネは自分で刈り取るということです。所詮はごまかすことができないーーーなぜなら時分の言動がその性格と成長具合に消そうにも消せない印象を刻み込むからです。こうした真理を土台として真の宗教を築かねばなりません。(中略)きわめて簡単な真理なのです。人生を霊的摂理が支配していること、お互いが助け合うことがいちばん大切であること、それが霊を成長せ、性格を形成し、死後に待ち受ける新しい生活に霊的な備えを与えることになるーーーただそれだけなのです。」(「シルバー・バーチの霊訓3」12章)

 世界について知り極めていくだけでなく、その主体となる自分がどのように考え行動するか、どのようなタネを蒔くのかも同時に正しく選択することで、見える世界像は変わり、世界そのものも変わるのだと思います。「お互いが助け合う」というのは人だけでなく世界や宇宙に対しても言えることなのかもしれません。