いい人をやめればラクになるというようなタイトルの本があったかに思いますが、最近もう一つラクになる方法を見つけました。
最近おもしろいと思ったのがソシオメーターという考えで、人間誰もが社会的地位を本能的に求めていてそれを瞬時に測るメーターをみんな備えているということです。原始時代は社会的地位の低下は即、死を意味したので、その名残で今でも成功ゲーム、支配ゲーム、美徳ゲームを通じ、ソシオメーターが優位になるよう常に気を使い涙ぐましい努力をしているということなのです。
これって非常にしんどくないですか。これも一種の教義なんじゃないか、せいぜい身体が本能的に編み出した戦略であって、魂まで縛るものではないはずです（縛られてしまってはなりません）。昭和の時代のおじさんは社会から離れると家ではゴロ寝しながらテレビを見て、それで満足していました（？）。ところが今はSNSがあるので色々情報にさらされ、家でも外でも気を張っていないと取り残されていく気がするのです。下山の思想ではないですが、そろそろそんな勝ち負けの世界から降りたらどうでしょうか。
休みの日に終日何もすることがないように思えても、きっと一人ひとりの魂が求める、ソシオメーターとは関わらないものがあると思うのです。それをじっくり探せばいいのではないでしょうか。
