神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

意識の中心をいつも再確認する

 先日、笑い飯の哲夫さんの仏教講座をテレビで観たのですが、貪瞋癡の三毒から完全に自由になった仏の最高レベルを如来という(他には煩悩からの自由度のに応じ、菩薩、明王、天というレベルがある)そうです。その如来のように一切の煩悩から解放された境地に私たちもなんとか近づけないものでしょうか。マインドフルネスや瞑想などで意識を拡大することはできるのではないでしょうか。

 如来にはなれないにしても、精神的に苦しくなるたびにマインドフルネス、真の自我意識の中心に焦点を合わせ、真の自我の大きさを再確認できる人は強い。

 苦しくなるのは物質の世界に心を奪われ支配され煩悩に満たされて、真の自我を意識する余裕がなくなるからだと思います。

 せっかくの夏休みなのに家で難しい課題に取り組んでいるうちに煮詰まってイライラが高まってしまった子供のような状態です。宿題を(それなりに)済ましてしまえば大自然の中へ飛び込んでいけます。宿題の最中でも息抜きに心を遊ばせれば落ち着きを取り戻せます。物質世界に生きるという課題に取り組んでいる、その周りには大自然のゆったりとした営みが延々と続いているのです。その大自然の中で思う存分遊ぶのが真の自我なのです。

 そのことを瞑想していつでも思い出せる人は強いと思います。

「あなた方の物質界においては自我のすべてを意識することはできません。なぜならば自我を表現しようとしている肉体(脳)よりも本来の自我の方がはるかに大きいからです。」

「人間は地上生活を通じて、より大きな自我のほんの一部しか表現しません。大きい自我は死んでこちらへ来てから自覚するようになります。死んですぐに全部を意識するようになるのではありません。やはりこちらの生活でもそれなりの身体を通して、霊的進化とともに少しずつ意識を広げていくことになります。」

(「シルバー・バーチの霊訓4」6章)