神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

聖(ひじり)として生きる

 秋の空はこれほどまでに美しく、我が心の故郷は天に在りと思われる。しかし地上世界のどこか遠くではいまだに戦争があり、ふつうの市民が傷つき苦しみ殺されていることを思うと、なんとかならないものかと苦しくなります。地上人類がみな真理に生きるようにならねばと強く願います。

 と言いつつ現実の私は日々ヘロヘロです。若い人ばかりの職場で、老眼で文字は見えないし、コンピューターの操作は複雑だし、頭の回転はついていけないし、年かさばかりが取り柄の私はみじめなものです。そんな中でも自分なりに人の役に立つため頑張らねばなりません。

「世俗から離れた生活は心霊能力の発達には好都合で、その意味では良いと言えるでしょう。が私の考えでは、世俗の中で生活しつつ、しかも世俗から超然とした生活のほうがはるかに上です。つまり霊的自覚に基づいた努力と忍耐と向上を通じて同胞のために尽くすことが、人間本来のあるべき姿だと思います。」

(「シルバー・バーチの霊訓4」6章)

 世俗の中で神性を顕現する生き方を、一人ひとりが目指さなくてはなりません。たとえば聖フランチェスコがそうであり法然がそうでした。そのことを思い自分も小さな聖(ひじり)としての生き方を目指したいと思います。