神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

才能はすべて天賦の才である

 才能はすべて天才(天賦の才)であるということは、聞くとそんなものかなと思うけれど、その主旨は重要なのは人ではないということです。もちろん発揮する人がいなければ地上に花開くことがありませんからその意味では重要ですが、発揮する人が誰であってもいいという意味で、才能を持って生まれた人が特別偉いわけでもちやほやされるべき存在というわけでもありません。もしもそうすることで本人が自分自身を特別視するようになると天才の発揮の障害になってしまうと思います。己れを忘れられなくなてしまうからです。

「いちばん偉大なことは他人のために己れを忘れることです。自分の能力を発達させること自体は結構なことです。が開発した才能を他人のために活用することのほうがもっと大切です。」(「シルバー・バーチの霊訓4」6章)

 天才を授かったと思ったら、自分でそれを発揮しようとするのではなく、自分がそのための通路となってよりよく注がれるように障害物を取り除いたり、より広く深く広がるための工夫をこらすことだと思います。

 それで私自身になにかそのような才能があるかと考えた時に、霊的真理、人間は霊として永遠に生きるということ(そして神に向かって向上し続けていくということ)を単純に信じられる、これが自分の天より授かった才能かもしれないと思っています。地味ですけれど非常に根本的で重要なことです。これさえ信じられれば誰もが現状に絶望することなく焦らず明るく生きられるようになるはずだからです。

 というわけでこのシンプルな真理を、いつまでも、より多くの人に、より深く伝わるように努力していかねばなりません。