神の愛を伝えたい・・・

シルバーバーチの霊訓より

真理のさらなる前進のために

 人類の精神的、霊的進化にともなって大きな摂理違反は(時には反動をともないつつ)徐々に減ってきました。これからはきめ細やかに摂理からのブレを修正していかねばなりません。

「真理は前進し、暗黒と無知と迷信と混迷を生む勢力は後退します。霊力はますます勢いをつけ、これまで難攻不落と思われていた分野にまで浸透しながら凱旋し続けます。」

 塵も積もれば山となるといいますが、今も混迷が晴れないのは、小さな摂理違反が積み重なった結果ではないでしょうか。そして難攻不落の敵とされるのが経済分野ではないかと思われます。お金儲けのため、法律を侵しさえしなければ何をしてもかまわないと考えて、脱法行為が横行したりします。しかしもちろんこれは動機からして摂理に違反するものです。とはいえその罪を犯すのが決して凶悪犯ではなく、ごく普通に見える人がいたずら心を起こしたものだったりします。普通に私たちの心に居座っている考えが元になっていたりするのです。

「常に基本的な霊的真理を忘れぬように、と私は申し上げております。常にそれを念頭におき、その上に宗教観、科学観、哲学観、倫理観、道徳観を打ち立ててください。」


「私は魂をより意義ある生活へ誘うものでないかぎり教義、信条、ドグマといったものには関心がありません。日常の行い以外のものには関心がないのです。根本的に重要なのは日常生活の生き方だからです。」

 一人ひとりが日常生活のなかで、いかに絶えず些細なことからも摂理に忠実であろうとするかが問われているのです。(「シルバー・バーチの霊訓5」4章)